そのギャップは、恋の始まり!?

「じゃあ、他の誰かが教えてあげてくれないかな? 私は別に自ら教えてあげるって申し出たわけじゃないんだから」

「そんなわけにはいかないじゃない! 西宮くんがあなたを指名してるんだから」

「じゃあ私にどうしろっていうの? 私は必要最低限しか近づいてないし」

 目の前にいる女の子たち3人を見ながら、冷静に話した。私まで怒りに任せて話し出したら、相手の思うつぼだ。

「井上さん、あなたから断ればいいのよ。大体、西宮くんはあの大人気の芸能人だよ!? あなたみたいな真面目だけが取り柄の人が近づいたって、気に入ってもらえるわけもないんだから!」

 ……それが一番言いたかったことなのだろう。勉強を教える云々よりも、私が西宮くんに釣り合わないってことを。