そのギャップは、恋の始まり!?

「誰にも言わないから安心してよ。その代わり、勉強教えてね? それと……校内の案内もよろしく」

「うん……」

 了承せざるを得なかった。
 なんだか交換条件みたいな気がしないでもない。

 正直、私はここまで彼に近づきたいとは思っていなかったけど、クールなイメージの西宮くんとは違い、少し優しい感じもにじみ出ていた。
 話し方のせいかもしれないけど。

 出会った土曜はクールなイメージのほうが強かったし、今朝もどちらかというとそっちの方が強かったはず。

 本当の西宮くんはどっちなんだろう? ……なんて思い始めるには、十分なキッカケだった。

 この後、1時間くらいだけ教室に残り、先週の金曜までに進んだ授業の内容を軽く教えた。
 といっても、まだ学校が始まって間もないからそんなに教えることもなく……。