そのギャップは、恋の始まり!?

「もしかして、今朝、下の名前で呼んだのも……それが関係してる?」

「うん……まぁ……反応を見て確かめたかったっていうのもあったかな。一瞬、固まったよね? 下の名前で呼んだ時」

 あれはきっと、私じゃなくても固まるよ。
 なかなか会って間もないクラスメイトから、下の名前で呼び捨てなんてされないから。

「そりゃ固まるでしょ……いきなり下の名前で呼ばれたんだから」

「それもそっか」

 机に肘をついて楽しそうに私のほうを見ながら笑った。

 ……ま、眩しいっ!

 私は観念し、推しであることを伝えた。でもだからと言って、それを公にはしていないことも伝えて、他の人には言わないでほしいとも伝えた。
 私にとっては、密かに推しているのが楽しいのだ。

 それを本人に言うのも何か違う気がしたけど、伝えるならもう全部話しておこうと思ったから。隠したところで、もう私が推していることまでは知っているし。