そのギャップは、恋の始まり!?

 そりゃ人気急上昇中の俳優がこの学校に来たってなれば、こうなっちゃうよね。
 そんなことは分かっていたけど、私はみんなより一足先に、土曜に彼とは会っていたというちょっとした嬉しさがあり、比較的落ち着いていた。
 土曜日は家に帰ってからも、全然落ち着かなかったけど。

 私は、自分の席に着いて、スマホを触りながら隣の騒動には我関せずな感じでいると……私が席に着いたことに気付いた西宮くんから、急に声をかけられてしまった。

「あっ、ねぇ……隣のよしみで、俺が来れてないときの授業の内容教えてくれない?」

 あまりに不意に声をかけられたため、私はスマホを手から床に落としてしまった。

「えっ、私が?」

「うん、そう。……亜美が」

 ……ん? 今、なんか……とても馴染みのある名前が聞こえたような。
 それに、私の名前を呼んだ瞬間、教室内もシーンと静まり返った。