【短】クールな彼とふたりきりの卒業旅行で。



バレンタインのときは勇気を出せず想いを伝えられなかったけど、今なら素直に答えられるよ。

溢れる涙を抑えながら箱を受け取った。



「ありがとう。今日から空羽のこと、堂々と彼女って言える」



航夜くんの彼女……!

素敵な響き……。



「航夜くんに合う彼女になれるよう頑張るね」



ちゃんと、航夜くんが自信持てるようにもっと可愛くならなきゃ!



「そんなことしたら、俺がもたなくなる」

「え……きゃっ」



航夜くんが背中に腕をまわして抱き寄せた。



「あの、航夜くんっ」

「空羽はじゅうぶん可愛すぎるから。ありのままでいい」