「きっかけは俺かな。気持ちを抑えられなくてさ」
「蒼斗ってば、急に告白してくるんだもん。びっくりだよ」
あのあと言えたんだ……!
「天音ちゃん、蒼斗くん、本当におめでとう!」
「ありがとう! それでね、ひとつお願いがあって……」
もじもじと体を動かすので、首をかしげた。
「蒼斗と同じ部屋にしていい?」
同じ部屋……!
カップルなら当然だっ。
好きな人とは一緒にいたいよね。
天音ちゃんたちにとって素敵な記念日になるなら……!
「うん、いいよ!」
「ありがとーっ」
ぎゅーっと抱きしめてくれた。
天音ちゃん可愛いなぁ。