【短】クールな彼とふたりきりの卒業旅行で。



そ、そっか!

航夜くんとふたりでいたらデートと同じだっ。


そう見られてもおかしくない……!



「わたし、お菓子見てくるっ」

「えぇ! 空羽……!?」



ふたりに見られるのに耐えられなくなって、その場を離れて奥に行った。

今までは航夜くんと話してても意識してなかったのに、今日は気持ちが落ち着かない。


わたしがひとりにならないようにそばにいてくれるところも。

転びそうになって助けてくれたときも。

優しく手を繋いでくれたときも。


航夜くんになにかしてもらうたびに、ドキドキしちゃう……。


自分のことでいっぱいで航夜くんの顔見れなかったけど、ふたりに見られたときはどう思ってたのかな……。



「空羽ちゃん」