これが恋だなんて、知らなかったんだよ。





───彼氏として、さ?

忘れないように、わざわざ付け足してくれる。



「誕生日でもないのにラッピングするひと
初めて見た」


「私はいつもこんな感じで…」


「まあ、そうだろうとは思ってたけど」



さすがにラッピングは外せないけれど、スクールバッグから取り出して見せる。

かと思えばサッと取られてしまって、私の頭上にはいくつものハテナマーク。



「ありがとう大切にする」


「え、ありがとうって…」


「このゲーム、俺も興味あったんだよ」



……ラッピング外してもないし、どんな内容のソフトなのかも言っていませんが。

それに三好くんからそういったゲームの話は聞いたこともなく。


せめて最近ハマっているものといえば、スマホアプリの大富豪だって。



「三好くん…?それは、勝吾くんに」


「俺のほうが感謝の気持ちを持って使ってあげることができるから」


「あっ、三好くん!」



どうしよう、本気で返してくれない…っ!


リュックに詰めようとしてるし、私が近づこうとすれば逆にそれを逆手に取るように顔を寄せられる。

そして私が今度は引いてしまうの繰り返し。