それでもまだ懲りずにゲームをつづけようとする私に困ったように微笑んだ三好くんは。
ふわっと、わたあめを抱えるような優しさで抱きしめてきた。
「ごめん。無理やりして、泣かせて…ほんとごめん」
「な、泣かされてないよ…?私、三好くんに泣かされたこと、1度もないよ…?」
「…じゃあ今はなんなの。俺の前ではほとんど泣いてるじゃん」
「ち、ちがう、これは……私が勝手に泣いてる…だけ」
私が勝手に期待して、私が勝手に傷ついているだけ。
だから三好くんのせいなんかじゃない。
私は三好くんと出会って、初めての世界をいっぱい見せてもらっている。
「ご、ごめんね…、私は昔から、いろいろ遅くて…人付き合いが下手で、変で、空気とかも、読むことが苦手で…」
私の言葉を急かすことなくひとつひとつ聞いてくれた三好くんは、「そんなの俺だってそうだよ」と、笑った。
「わかんなくなる。センパイと関わってると自分の気持ちも身体もうまくコントロールできなくなってさ…、ほんと制御不可能って感じ」



