これが恋だなんて、知らなかったんだよ。





どこへ行くんだろう。

目的地でもあるかのように、彼の足は迷いなく進んでいった。



「それにしても三好くん、私の家の場所…知ってたんだね」


「せんせーに聞いた」



そこまでして来てくれたんだ…。
本当に彼氏みたいなことをしてくれてる。

でもそれも、三好くんにとっては高田さんを見返すためなんだよ…ね。



「電車、乗っていい?」


「…うん。どこに行くの?」


「ゲームセンター」



ゲーム、センター…。



「あんまゆっくりできなかったじゃん。この前は」


「そう…だけど…。でもそれだったら、電車に乗らなくても駅前のところがあるよ」



4人で行ったところ。

駅前には大きなショッピングモールがひとつあって。


そこには映画館やゲームセンターだけじゃなく、ファストフード店をはじめとした飲食店も揃っており、言わずもがな学生の遊び場だった。



「ちょっと遠くに行きたくてさ」


「あっ、そっか…、隠さなくちゃだからね」


「そーいう意味じゃないって言ったら?」