─────… 翌朝、7時。 直子は軽い朝食を済ませ、家を出た。 睡眠時間は毎日変わらず、4時間程度。 流石に疲れが顔に出る。 まだ空いている電車に乗り込んだ。 こんな生活が1ヶ月続いていた。 休みはあるが、誠とは別の日に取っている。 誠と居る時間が苦痛でたまらないのだ。 残業が続くのも、仕事の引き継ぎがあるからだった。 誠にバレない様、念入りに計画を立てたのだ。 台無しにする訳にはいかなかった。