僕のキャパシティイズオーバー

「あれ?大丈夫!?」

アイドル科の子が、フラフラする僕に気付いて声をかけてくれる。


「だい……」


大丈夫って言いたいのに、言えない。


「……」


僕は真っ暗になって、崩れ落ちた。


「きゃぁ!?」


熱い。

気持ち悪い。

熱い。

頭痛い。

熱い、気持ち、悪い。


……最悪だ、多分熱中症だ。


「やだ!どうしよう!倒れちゃったんだけど!!誰かー!!」


僕の肩を叩きながら助けを呼んでくれている。


あぁ、申し訳ない…楽しみにしてただろう√soleilのライブ中なのに…


意識がもうろうとする中、また別の√soleilファンの声が聞こえてくる。


「…ねぇ、あの人√soleilのマネージャーじゃない?」

「あ!そうじゃん!よく一緒にいる!」

「大丈夫かな?救急車呼んだ方がいいんじゃない?」


やばい、騒ぎが大きくなりそう…でも……身体が動かない……