そんな文化祭で√soleilは、一番大きなメインステージでの大トリを任されている。

そんな、そんな重大任務を控える√soleilのマネージャーの僕が今、何をしているのかと言うと。

√soleilのために特別に用意されたこの控室に閉じ込められて椅子に座らされ、なぜか、二人に腕を組んで威圧されている。


「「……」」


…なんだ?

いったいなんなんだ?

来て早々、二人に仁王立ちで睨まれて早数十分。

そろそろ仕事に取り掛かりたいのですが?


「あ……あのー……」


椅子に座らされ、手に膝を置いて縮こまるしかできないでいる僕が口を開こうとすると、奏多の目がギラリと光った。

僕はお腹の下あたりがヒュンッとなって言葉を飲み込む。

そして奏多は、


ドンッ!


僕と二人の間にある机に勢いよく何かを置いた。



それは、