「で? お湯は百度でいいのか」
「ううん、七十度くらいで目盛りの三分の二くらいまで入れて、溶かし切ったら残りを入れて人肌くらいまで冷ますの」
「了解」
コンロと思しき平面のガラストップや、側面にせりあがってきたコントロールパネルに里穂はびっくりした。
「すっごい、飛行機の操縦機みたい」
「飛行機運転したことあるのか?」
悪戯っぽく聞かれる。
勿論、あるわけない。
ううん、といえばそのうち遊んでみようと言われた。
湯が湧き、ケトルから哺乳瓶に注ぎ入れる。
粉ミルクをこぼさないように瓶を揺らしながら溶かしていく。
じっと見られているのが面はゆい。
「何?」
「お父さんも早く覚えなきゃなって。なー、慎里?」
慎吾が話しかけると、お腹が空いてちゅぱちゅぱと親指をしゃぶっていた慎里が涙目であーう、と答える。
里穂はびっくりした。
忙しいのに彼は子育てに参加してくれるつもりなのだろうか。
「ううん、七十度くらいで目盛りの三分の二くらいまで入れて、溶かし切ったら残りを入れて人肌くらいまで冷ますの」
「了解」
コンロと思しき平面のガラストップや、側面にせりあがってきたコントロールパネルに里穂はびっくりした。
「すっごい、飛行機の操縦機みたい」
「飛行機運転したことあるのか?」
悪戯っぽく聞かれる。
勿論、あるわけない。
ううん、といえばそのうち遊んでみようと言われた。
湯が湧き、ケトルから哺乳瓶に注ぎ入れる。
粉ミルクをこぼさないように瓶を揺らしながら溶かしていく。
じっと見られているのが面はゆい。
「何?」
「お父さんも早く覚えなきゃなって。なー、慎里?」
慎吾が話しかけると、お腹が空いてちゅぱちゅぱと親指をしゃぶっていた慎里が涙目であーう、と答える。
里穂はびっくりした。
忙しいのに彼は子育てに参加してくれるつもりなのだろうか。



