「里穂、大丈夫か?」
恐怖の表情を浮かべているであろう自分に、慎吾が心配そうに声をかけてくれる。
言えない。
彼に軽蔑されてしまうのが怖い。
「里穂、何か心配ごとでもあるのか。なんでもいい、話してくれないか」
暖かい言葉だったのに、彼女は俯いたまま首を降った。
「……ごめんなさい」
それだけようやく絞り出した。
「いいよ」
ぽんと手が頭の上に置かれる。
「話せない事情があるんだな?」
里穂はうなずいた。
本当は慎吾にこそ語って、さっさと嫌われなければならないのに。
だが、慎吾は言う。
「俺達再会したはいいものの、ろくに話し合ってないものな。君が警戒するのももっともだ」
反射的に里穂は顔をあげた。
「違うの!」
彼を疑ってなどいない。だけど……。言葉が紡げない代わりに、必死に見る。
慎吾も彼女をじっと見つめている。
自分はきっと怯えている顔をしているだろう。やがて彼はニッと微笑んだ。
「いいさ。そのうち吐かせてやる」
恐怖の表情を浮かべているであろう自分に、慎吾が心配そうに声をかけてくれる。
言えない。
彼に軽蔑されてしまうのが怖い。
「里穂、何か心配ごとでもあるのか。なんでもいい、話してくれないか」
暖かい言葉だったのに、彼女は俯いたまま首を降った。
「……ごめんなさい」
それだけようやく絞り出した。
「いいよ」
ぽんと手が頭の上に置かれる。
「話せない事情があるんだな?」
里穂はうなずいた。
本当は慎吾にこそ語って、さっさと嫌われなければならないのに。
だが、慎吾は言う。
「俺達再会したはいいものの、ろくに話し合ってないものな。君が警戒するのももっともだ」
反射的に里穂は顔をあげた。
「違うの!」
彼を疑ってなどいない。だけど……。言葉が紡げない代わりに、必死に見る。
慎吾も彼女をじっと見つめている。
自分はきっと怯えている顔をしているだろう。やがて彼はニッと微笑んだ。
「いいさ。そのうち吐かせてやる」



