最愛の人と最高の結婚式を、あなたへ

「本日は、私たちの門出をお祝いいただき、誠にありがとうございます。私は今、とても幸せです。初めて心から愛する人と永遠を誓い、私を実の子どものように大切に想ってくれる義両親がおり、多くの人に祝福され、私は人生で一番と言っても過言ではないほど幸せです」

華澄は、両親と姫乃たちの方を見る。彼らはびくりと肩を震わせ、目を逸らした。そんな彼らに華澄は言う。

「私は、産まれたその瞬間から両親に嫌われて生きてきました。妹だけが大切にされ、何でも買い与えられ、可愛がられてきました。クリスマスプレゼントも誕生日プレゼントも私の分はなく、妹には高いブランド物の化粧品やバッグなどを物心ついた時から二人は与えていました。私は中学生の頃、ニキビが酷かったのですが、病院代がもったいないと病院に連れて行ってもらえませんでした」

そう華澄が言うと、会場が騒つく。この過去を知っている友達や義両親は厳しい顔で両親たちを睨み、何も知らなかった会社の先輩たちは驚いていた。