最愛の人と最高の結婚式を、あなたへ

未来の両親が華澄の両親に挨拶をし、華澄を笑顔で褒めていく。それに対し、華澄の両親は「あっ、ああ……」と歯切れの悪い言葉ばかり繰り返していた。

そうしているうちに、参列者と新郎が一足先に移動する時間となった。華澄に対し、未来はニコリと微笑む。

「いよいよだね。先に待ってる」

「うん。緊張するけど楽しみ」

ドアが閉まり、華澄はフウッと息を吐く。それと同時に笑った。その笑みは幸せでいっぱいの微笑みではなく、どこか人を見下したような笑みである。

「やっと、あの人たちに復讐ができる!」

そう華澄は言い放ち、笑い声を上げた。



ディズニーでの挙式は、ディズニーの中にある美しいシンデレラ城で行われる。そこまで新婦は楽器を持ったバンドが先導する車に乗り、まずはシンデレラ城まで向かう。

「素敵……。こんなところで結婚式を挙げられるなんて……」

ディズニーでの挙式など、実はあまり華澄は興味がなかった。だが、こうして美しいドレスを着てシンデレラ城を前にすると、ここにしてよかったと思ってしまう。