最愛の人と最高の結婚式を、あなたへ

冷蔵庫にもう一本入れられているビールを出そうかと女性が腰を上げると、チャイムの音が鳴り響く。誰かが来たようだ。

「こんな時間に誰が……」

彼氏と顔を見合わせた後、女性はゆっくりと玄関へと向かう。そしてドアの鍵を開けると、ドアは勢いよく勝手に開いた。

「終電なくなったから泊めて!ホテル取れなかった!」

そう不機嫌そうな顔で言ったのは、妹だった。髪を金髪に染め、話題のKーPOPアイドルが着ている衣装のようなセクシーな服を着ている。

「早く入れなさいよ!」

女性を押し退け、妹は家の中へと入ってくる。女性が「勝手に入らないで!」と言っても、聞き入れず、妹はリビングのドアを開けた。

「えっ、誰このイケメン!」

妹はビールを飲んでいる彼氏に驚き、頰を赤く染める。彼氏が挨拶と自己紹介をすると、ジッと妹は彼氏を見ていた。

(最悪……嫌な予感がする……)

酔っ払っている彼氏をボウッと見つめる妹を見て、女性はそう思った。