兄は「こっちにおいで」と言い、私をリビングに連れて行った。


兄はリビングのソファーの前に私を立たせて言った。


「それじゃあ駄目なんだよ」


「何が?」


私は兄が言おうとしていることが見当も付かなかった。


「いいか?いくらゲームだと言われても、好きでもない男とキスしては駄目なんだ」


「ゲームだとは言われてないけど」


兄は頭を振った。


そして少し強めの口調で、私に言い聞かすように言った。