「何がすごいんだ?」 彼は私の顔を睨むようにして訊いた。 私は彼のその顔を見て、また緊張して答えた。 「そんな風に自分で学びたい先生を見つけて大学を受けるなんてすごいなと思って。しかも一度入った学校を辞めてまで・・・ 私なんて自分で学校を選ぶ事さえしなかったのに」 何だそんなことか、と言うように、彼は顔の力を抜いた。 私もほっとして身体から少し力が抜けた。