私は自分をすっかり理解し、色々な局面で自分がどうしたらいいのか分かるようになるには、まだまだ時間が掛かりそうだ。


だけど五十歳になる頃までには、どうにか自分自身を理解して、自信を持って自分の思いを口にできるようになりたい。


そうなれば私は真澄と再会して、父たちのように愛し合うかどうかは別にしても、彼と真直ぐに見つめ合うことができる気がする。