ああいう出会いではなく真澄と知り合っていれば、兄は真澄といい友達になれたのかもしれない。 例え母親に不倫を止めさせる為に私と付き合ったのだとしても、真澄自身は心根が優しい清直な人間だということを兄は見抜いていたのだろう。 だから私がいつかは傷付くと分かっていながら、真澄との付き合うのを黙って見ていたのだと思う。