「凛は俺のことが好きか?騙すような事をした俺でも好きか?」 私は迷った。 私には真澄の本性が分からない。 真澄はどうして自分の母親と付き合っている男の娘に、わざわざ近づいたのだろう? どんな気持ちで私に好きだと言ったのだろう? 信じて疑わなかった真澄の愛情の籠った眼差しは、私の幻想なのだろうか? 私には分からない。