私はどうしていいか分からず、コートと鞄を床に置き、部屋の真ん中に立ち尽くした。 しばらくして真澄が口を開いた。 「こっちへ来い」 私は黙ってベッドの淵に座った。 真澄は私の手を引いて、自分の方へ引き寄せた。 私は緊張のあまり、思わず身体に力が入ってしまった。 そして不自然に倒れ込む様にベッドに横たわった。