《昨日の夜、北川さんは真澄君に話をしたそうだよ。彼はとても冷静だったらしい》 私は携帯を額に当てた。 「何だって?」 そう訊いて来た兄に、私は無言で携帯を渡した。 兄は携帯を受け取って、パパからのメールを読んだようだ。 するとまた携帯が鳴った。 電話の着信音だ。