分かる、分からない・・・ 本当は良く分からない。 自分のしたことがどのくらい悪い事なのか、見当も付かない。 私が考えている間、部屋には沈黙の時が流れた。 その沈黙に真澄は、イライラが絶頂に達したのだろうか? それとも分らないのなら言って利かせなければ、と気持ちが切り替わったのだろうか? 突然、彼は話し始めた。