「だから、うちの家族は変なんだって。きっと」


「うーん」


彼はすっかり行為を中断し、私の横に寝転がった。

真澄にしてみれば、私が痩せて綺麗になりたくて絶食している方が、話は単純で良かったのかもしれない。


自分の為にそんな馬鹿なことをしているのなら、止めるよう私に言い聞かせるのは簡単だ。


しかしそれがこんな理由だったので、何と言っていいのか分からなくなってしまったのだろう。真澄は天井を見つめて考えながら言った。