凛と呼び捨てにしようとした父に、私は無言で警告を送った。 じとっと睨んだのだ。 その睨みには、余計な事を言わないようあまりアルコールは飲むな、という意味も含んでいた。 父がその無言の警告を正しく理解したかどうかは分からないが・・・ 「へえー、凛は練り物が苦手だったのか?じゃあこの間、セブンイレブンのおでんをしこたま食わせて悪かったな」 真澄が意外そうに言った。