「まあ確かに影が薄いとか言われたことはないけど。でも別に風変わりって事はないだろう。見た目も真面目な学生じゃないか。違うか?」


「・・・」


「まあ、いいや。なあ、今度、凛の家にも招待してくれよ。俺も凛が育った家とか町とか見てみたいし、凛の家族にも会ってみたい」


私は現実に引き戻された気分で答えた。


「うちは情緒も何もないよ。私を見れば分かると思うけど家族はみんな変人だし、ご飯は単純だし、見せてもいいけど絶対、期待しないでね」


「ああ、分かったよ。期待しない。だけどその前にお父さんとお母さんに土下座して謝らなきゃならないかな?無断で部屋に泊めちゃったからな」