自分が全く違う自分になったような気持ちがした。


「こんな風に二人で歩けるなんて思ってもみなかった」


辺りがすっかり暗くなって、街灯に照らされた真澄の顔を見上げて私は呟くように言った。


「えっ?」


真澄が横に振り向いて私の顔を見た。


「何て言うか、新婚みたいに二人で一緒にスーパーで夕飯の材料を買って帰るなんて、私にそんなことが出来るなんて考えてもみなかった・・・」