しまった。


もっと他に言い様があっただろう・・・


しっかりしろ、私。


「まだ、飲みたいか?」


彼は冷たく、私に訊いた。


「いえ、もういいです。帰ります」


私が返事をすると、彼は後ろを向いてスタスタと歩いて行った。