「いいんじゃないか?今は何の関係もないんだから」


「そうか・・・それなら、おばさんに会わせて貰おうかな」


「いいのか?じゃあ連絡しないで、夕食時を狙って慌てさせるか」


「それじゃあ、おばさんが気の毒じゃない?」


「大丈夫。うちのおふくろは気の毒とか可哀相とか、微塵も感じさせないような人間だから」


真澄は嬉しそうに笑って言った。