その翌日の日曜日、私はすぐに家には帰らなかった。 真澄と二人で最近開園したばかりの動物園に行くことになった。 初めて外泊して家に帰りづらいというのもあったが、真澄から離れ難くなってしまっていた。 生まれて初めて彼と朝まで一つのベッドで眠り、何とも言えない心地良いぬくもりを感じてしまった。 私は少しでも長く一緒に居たい、できればずっと一緒に居たい・・・ そんな切ない気持ちが胸を締め付けていた。