「えっ、私?私はもうちょっといるよ。まだそんなに飲んでないし・・・ さやか、心配掛けてごめん。気を付けて帰ってね」 「うん、じゃあ、またね」 さやかは私を気にする素振りを見せながらも、一刻も早く内藤先輩と二人きりになりたい様子だった。 先輩の腕をきつく掴んで、ぐいぐいと引張りながら立ち去って行った。 あーあ、この後、先輩は大変な目に会うんだろうな・・・ こんな駐車場の端っこで私に何をしようとしたのか、いや、したのか、朝まで問い詰められるのだろう。 気の毒に・・・