「ごめん凛ちゃん。僕はもうそれしか言えない。だけどやっぱり兄妹だね。凛ちゃんは睦ととてもよく似ているよ」 兄に似ていると言われても、何と答えていいのか分からない。 私は変な顔をしてしまったかもしれない。 それを見た優哉は少し慌てたように言った。 「そのワンピースよく似合っているね。とても可愛い」 突拍子もない優哉の褒め言葉に、私はますます言葉を失った。