私が席に付くのを待たずに優哉は私に声を掛けた。


「久しぶり。急に呼び出してごめんね」



私は優哉の対面に座りながら


「ううん」


とだけ言った。


優哉の顔をまともに見ることが出来なかった。


優哉の着ているシトロンミストのシャツの色だけが、目の中に飛び込んでくる。