「大丈夫?凛ちゃん?」


さやかの高い声に一瞬、先輩はキョドッた。


しかしわざと落ち着きを払うかのように、ゆっくりと後ろを振り向いて言った。


「何だあ?さやかか・・・」


「何だじゃないよ。翔太、飲みすぎ!」



さやかは先輩の頭を『ぼかっ』って殴った。