《このまま行くのはいや》


《何か用事があるの?》


《一度家に戻りたい》


《いいよ。待っているから。焦らずゆっくり来て》


《分かった》


珍しく電車に乗ってもメールを打っている私に、未久は話しかけていいものかどうか迷っている様子だ。


誰と何の話をしているのか気にはなるが、訊いていいものかどうか考えているのだろう。