そして体勢を整えようとした私をもう一度、掴み直してフェンスに押し付けた。


いったい何の戦いなんだ、これは?


こんな駐車場でプロレスでもやろうっていうのか・・・


そう思った瞬間、先輩の背後から声がした。


「何しているの?翔太!」



さやかだ。