今まで意識が全くなかったのに… どうして… でも…良かった… 「何してんの?佐倉」 こいつ…まぢでバカだ。 何聞いてんの? 普通自分の体気にするでしょ? あたしなんて、足にちょっと捻挫しちゃっただけで。 かばってくれたのは…レイなのに。 「良かった…怪我、そんだけですんで」 「…バカぢゃない?」 「え?」 「あんたバカぢゃない!?自分の方が大怪我してんのに、何あたしの心配してんの?それにあたし…もうあんたのこと好きじゃないから」