殺人薬



唸りながら莉咲が苦しみを訴えてきた。

「莉咲!大丈夫?苦しい?」

そして、また再び暴れだしたのだ。しかし、しっかりと手足は拘束されているのでベッドで暴れるだけだった。

──もし、その拘束が解けてしまったら、その時は私に…。

そんなことを思うと思わず莉咲に距離をとって、ドアの方に逃げた。

そして、唸って暴れている莉咲をただただ眺めていた。

花のその足は震えていた。