「お兄さんは?」
「お兄ちゃんは一人暮らしだよ。この前久しぶりに会ったかな。その時にあの薬も渡しといた」
「そっかそっか」
そして2人は莉咲の作ったカレーを食べて順番にお風呂に入った。
夕食の間は2人ともガールズトークで盛りあがった。この光景だけみたらとても楽しそうな2人の女子高生という感じだ。
実際、2人はその時だけは悪夢を忘れ以前のように盛り上がって会話をしていた。
風呂をあがり、もう時計が午後9時を指す頃、莉咲が表情をこわばらせ言った。
「もうそろそろ、お願いしてもいいかな?」
花は唾をゴクリと飲んで、覚悟を決めた。
「う、うん、わかった」
