視線が痛いと感じながら、学校指定の純白のブラウスをすぽっと頭から
脱ぐ。

うう……、一応承諾してしまったけど、やっぱり恥ずかしい。
今にも顔から火が出そうな程、私の顔は熱くなっていた。

上に着る運動着をスポーツバックから急いで取り出して、着替える私。
下はズボンを履いてから、スカートを脱ぐ。

ああ……、桜もちょっとは、羞恥心を持ってよ……と思いながら、一応
着替えは完了する。

「桜、もう終わったからさっさと行ってよ」
私は顔を手でパタパタと仰ぎながら、桜にそう話しかけたんだけど……。

「麗って、細いくせに意外と胸あるんだな。あーやばい、またムラムラ
してきた……」

頭を手で押さえ、背を向けてブツブツと訳の分からない独り言を言っている。

私はそんな桜の背中を押して、小部屋から出ようとしたが、本人は中々動いて
くれない。