排他的に支配しろ



 なんだか、会話が終わりそうな雰囲気だ。

 ベッドから立ち上がろうとする春日さんのために体を退ける。



「あ、あの」

「ん?」

「悪いこと、というのは……?」



 結局、キスのことだったのだろうか。

 どの辺りを悪いことと呼ぶかは、正直理解に苦しい。



「りんって何歳なの?」

「え? えっと、確か……18歳、です」



 毎年数えているわけではないので、正確ではないけれど。

 誰かに冬の生まれだと言われたのは覚えている。最近冬は過ぎ去ったことや、キョウダイとの差などから計算すると大体それくらい。



「あれ、意外と高いね」

「えっ。じゃあ、17歳です」

「なはは、なにそれ。18歳だったらいいな~とは思うよ」



 今日から18歳が確定した。

 それにしても、どうして急に年齢を?



「なんにも知らない子に手を出すのは俺にとって悪いことだったんだけど……まだ余裕ありそうだね」



 流し目を送られる。

 意味深な目線だ。なぜか心拍数が上昇してしまった。

 さっきのキスはやっぱり、悪いことの全部ではないみたい……。