「んむ……っ、ぅ」
挟んだり、甘噛みされたり。
やけに唇の動きが多くて落ち着かない……っ。
じわ、と涙が滲んだ。
またわたしだけ満たされていく。
春日さんはそんなこと全然気付いてないんだろうな……。
「口、開けてみて」
「ふ、ぁ……」
口の中に温かいものが滑り込んでくる。
同時に太ももを刺激され、ビクッと腰が跳ねた。
「りん、本当に花屋に行くの?」
「っ……は、ぁ」
「俺以外とこういうことできる?」
酸欠で頭がボーッとする。春日さんの話が聞き取れなかった。
力が入らなくて、ぐったりと体重を預ける。
今のは、キス……?
口の中、食べられたかと思った……。
「こんなんでへばってたら、花は務まらないと思うけどなあ」
顔にかかったわたしの髪を丁寧に耳にかけ、春日さんは笑った。
「りんは花屋に向いてないね」
そんなこと、光峰さんに否定された時点でわかっている。
うっかり口車に乗ってしまっただけなのだ。
だって、わたしが本当にやりたいことは組織に入ることではなくて。
「春日さんと一緒にいられる方法は、ありますか……?」



