「はあ、わかりました」
素っ気ない返事が飛んでくる。
こういうところが光峰さんだな、と安心していると、
「春日様が朝早くからいない日は、月に一度ありますので。そのときはまた、手伝ってください」
水の流動音に紛れながら、そんな言葉が聞こえて。
彼は、春日さんに頼まれているからわたしの存在を許している……って、思っていた。
本当は邪魔でしかないのだろうと。
わたしを必要とする瞬間があるって、言われた気がした。
……良いように捉えすぎかな。
最後の一口は少し噛んで、お茶で流し込む。
「今からでもお手伝いさせてください」
「それはいいです」
「えっ」
「入浴でもしてきたらどうですか」
わたしが平らげたばかりの食器を、ひょいと取り上げる光峰さん。
すぐに洗浄に取りかかり、入れる隙を見せない。
「最初から臨さんを加えて考えていないと予定か狂います。今日は邪魔なので、何もしないでください」
「……はい」
わたしは大人しくお風呂に向かうことにした。



