ところが、鬼姫は腹を突き刺され、壁に激突して血を流していた。
「…!鬼姫様!?鬼姫様ぁ…!!」
鬼姫様に駆け寄った。鬼姫様は息をしていなかった。
鬼姫様が死んだ。あの鬼姫様が、負けた。
仲間がバタバタと倒されていく中、妖怪狩りと目が合った。もっていた木の枝を構えて私も戦おうとしたが木の枝を振り下ろすよりも先に私はやられてしまった。まるで赤子の手を折るように、いとも簡単に。