短編集

それから10分歩いて、家についた。

玄関のドアを開けると、“あの人”がいた。

結衣「__涼!」

大好きな彼氏に抱きついた。

彼は、しっかり私を抱きしめ返してくれた。  

涼「結衣、久しぶり。」

結衣「生で会うのは2週間ぶりかー蓮龍、ブラックすぎない?」

涼「姫ができたり、倉庫に他の族が乗り込んできたりいろいろあったからね…でも、結衣に会えなかったのはつらかったよ」

涼は、姫菜が姫の暴走族の副総長だ。

涼と付き合ったきっかけは、本好きで仲良くなった友達で、涼から告白され、一回断ったが、彼から諦めないと言われ、アプローチされた末、だんだん彼に惹かれている自分に気づき、私から告白した。