大変恐縮ではありますが、イケメン執事様と同居させていただいております。

「……どうかしましたか?お嬢様」

「……!」


このニヤニヤした顔!


「っ、聖司くん!」

「はい」

「またからかってるでしょう!」

「いいえ?」


顔を熱くして涙目で怒る私を、聖司くんはクスクス笑って楽しそうにしてる。


「殿方に触られて嫌そうにしてらしたので、上書きして差し上げようかと」


そ、それは嬉しい、が!


「もー……人の気も知らないで……っ」


天然たらし執事め!

あなたは紛うことなき明塚さんの息子ですわ!


「……なんですか?どういうことです?」


聖司くんが不意に表情を艶っぽくして私の方を向く。

その手は私の手を握ったまま。