「お嬢様。お戻りください。茶会のお時間です」 聖司くんは、私の執事。 周りの女の子は穏やかで優しい聖司くんが執事だなんて羨ましいって言うけど。 「あと5秒でお戻りください。さもなくば…」 残念ながら聖司くんは、 「お嬢様のいかがわしい寝言を校内放送で流して社会的に殺して差し上げましょうか？」 穏やかでは、ない。 「あーつっかれたー…誰かさんのせいで疲れたわー」 あれ？ 私はなんで執事の肩を揉んでいるのかな？ ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽ 学園一の(口が悪い)優秀イケメン執事 「お嬢様という職業を舐めてんですか？あん？」 鶴城 聖司 tsurugi seiji vs 田舎出身の自由奔放な成金お嬢様 「いる？茶会とかいう行事、いる？」 清美坂 真桜 kiyomizaka mao ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽ 「……優しくしてほしい感じですか？お嬢様」 「もっと熱くして差し上げることもできますが……いかがでしょうかお嬢様」 「遠慮なさらないでくださいお嬢さ、ま」 うちの執事様は、お嬢様をいじめることを日々の生業としてるみたいです(泣) ……そんな聖司くんが急に、 「うちのお嬢様を侮辱しないでいただけますか」 「いいんじゃないですか。そのままでも」 庇ってくれたり、優しいことを言ってくれたりするから……調子狂う。 「もう辞めちゃいましょうか。執事とお嬢様」 ……マジ？ *:;;;:*:;;;:**:;;;:*:;;;:* *:;;;:*:;;;:**:;;;:*:;;;:* 大変恐縮ではありますが、イケメン執事様と同居させていただいております。 *:;;;:*:;;;:**:;;;:*:;;;:* *:;;;:*:;;;:**:;;;:*:;;;:* 2023.2.25 更新開始 2023.3.6 完結 ー胸キュンSSコンテスト応募作品ー 大変恐縮ではありますが、藤永ゆいかさんの③櫻乃学園の設定をお借りしてます。

　　　 　　もし、叶うなら君に隣にいてほしい。 　《藤永ゆいか様の【設定③】を使わせていただきました。》

幼馴染みが櫻乃学園に入学してから一年後、璃玖は彼を追って櫻乃学園に編入した。 一年前と同じように仲良く出来るかと思ったら、幼馴染みは折り目正しい執事として璃玖に接してきて・・・。